けーよーのブログ

どうでもいい話。

一瞬と永遠

『写真は一瞬を永遠にする』

これは僕の好きな言葉.そして信条.
そのときの人の顔の表情やそのときにしか見られない光景を収め,いつまでも思い返せる道具が写真だと思う.

しかし何かが足りない.
それは感情だと考えている.
感情は写真にはどうしても収まらない.感情は主観的なものであるから.
写真は我々にとっては「第三者の存在」であり,そのときの光景を客観的にしか捉えることができない.
同じ紅葉の写真であっても人によって感じ方は様々であり,撮影した人がその瞬間に抱いていた感情を他の人も抱くとは言い切れない.

ではその一瞬の感情を永遠にするのは何だろうか?
それが「歌」や「詩」であると思う.
その時に抱いた感情を誰かと共有したい・残しておきたいという気持ちが歌や詩となり誰かに伝わり,そして自分自身がそれを思い返すきっかけになり,永遠と残っていく.


『感情は一瞬,詩は永遠』

10月7日(土)上野公園であった詩のイベント「ウエノ・ポエトリカンジャム5」を観ていてふと思ったことである.